
ゼクシオシリーズは、日本で圧倒的な人気を誇るゴルフクラブブランドです。
特に「ゼクシオ13」はシニアや初心者ゴルファーから絶大な支持を得ています。
しかし、上級者向けに開発された「ゼクシオX」は、性能が高いにもかかわらず売れ行きが伸び悩んでいます。
この記事では、ゼクシオXが売れない理由と、その魅力をゴルフショップ店員の視点から徹底解説します。
ゼクシオ13との違いや、どんなゴルファーにおすすめなのかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ゼクシオXとは?
ゼクシオXは、ゼクシオシリーズ初の「競技志向モデル」。
従来のゼクシオが持つ「やさしく飛ばせる」という特徴を残しつつ、中級者~上級者が満足できる性能を追求したクラブです。
デザインはブラックを基調としたシャープな雰囲気で、ゼクシオ13の柔らかい印象とは一線を画しています。
ゼクシオXの特徴
- 中級~上級者向け設計
- 軽量ながらヘッドが暴れにくく安定性が高い
- 最新フェース構造でボール初速アップ
- 操作性が高く、ドロー・フェードを打ち分けやすい
- ブラック基調の高級感あるデザイン
ゼクシオXが売れない理由
ゼクシオXは高性能にも関わらず、ゼクシオ13ほど売れていません。
その理由を詳しく解説します。
1. ブランドイメージのギャップ
ゼクシオといえば「やさしいクラブ」「シニア向けクラブ」というイメージが強く浸透しています。
しかし、ゼクシオXは競技志向のため、これまでゼクシオを愛用してきた層には敷居が高く感じられる傾向があります。
結果として、「ゼクシオ=簡単」というブランドイメージとのギャップが購買意欲を下げています。
2. 競合ブランドが強力
上級者向けクラブ市場は、すでに強力なブランドがひしめいています。
- テーラーメイド
- キャロウェイ
- PING
- ブリヂストン
特にツアープロが使用しているモデルはブランド力が強く、ゼクシオXが割って入るのは容易ではありません。
3. 価格帯が中途半端
ゼクシオXはゼクシオ13よりやや高価ですが、カスタム対応クラブと比べると中途半端な価格設定です。
上級者ゴルファーはフィッティングを重視するため、「どうせならフルカスタムを選びたい」という心理が働き、ゼクシオXは選ばれにくくなります。
4. 試打できる場所が少ない
ゼクシオXは取扱店舗が限られており、試打できる機会が少ないのも課題です。
ゴルファーは実際に試打して感触を確かめてから購入する傾向が強いため、販売面で不利になっています。
ゼクシオXの魅力・強み
ゼクシオXは売れ行きが伸び悩んでいるものの、性能面では非常に優秀です。
その魅力を具体的に紹介します。
1. 軽量なのにしっかり感がある
ゼクシオシリーズの軽さを維持しつつ、ヘッドが暴れにくい設計。
ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーでも安定したスイングが可能です。
2. ミスに強いフェース構造
「REBOUND FRAME(リバウンドフレーム)」搭載により、フェース全体で高初速を実現。
打点ブレしても飛距離が落ちにくく、ミスヒットに強いクラブです。
3. 操作性が高いニュートラル重心
ゼクシオ13はつかまり重視ですが、ゼクシオXはニュートラル重心。
ドローもフェードも打ち分けやすく、競技志向ゴルファーに最適です。
4. 高級感あるデザイン
ブラック基調のシャープなデザインで、所有欲を満たしてくれます。
見た目でも上級者が満足できる仕上がりです。
ゼクシオ13との違いを比較
項目 | ゼクシオX | ゼクシオ13 |
---|---|---|
対象ゴルファー | 中級~上級者 | 初心者~シニア |
重量感 | やや重め | 軽量 |
操作性 | 高い | つかまり重視 |
飛距離性能 | 初速重視 | 軽量スイングで飛ばす |
デザイン | シャープで高級感 | 柔らかい印象 |
ゼクシオXはこんなゴルファーにおすすめ
ゼクシオXは、以下のようなゴルファーに特におすすめです。
- ヘッドスピード40m/s前後で、ゼクシオ13が物足りなくなってきた方
- ゼクシオの軽さを活かしつつ、しっかり感も求める方
- ドローやフェードを自在に打ち分けたい中上級者
- 「ゼクシオ=シニア向け」というイメージを変えたい方
まとめ
ゼクシオXは、ゼクシオシリーズの中でも競技志向ゴルファー向けに作られた新しいクラブです。
売れ行きが伸び悩む理由は、ブランドイメージや競合の強さ、試打機会の少なさなどが原因です。
しかし、性能面では軽さ・初速性能・操作性のバランスが素晴らしく、ゼクシオ13では物足りない中上級者にとって非常に魅力的な一本です。
まずは試打して、その完成度を体感してみてください。
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