ゴルフを始めて間もない方や、何度かコースに出ている方にとって、ルールの一部が曖昧なことはありませんか?
中でも「OB(アウトオブバウンズ)」のルールは誤解されやすく、「OBは2打罰でしょ?」という声も耳にすることがあります。
この記事では、公式ルールとローカルルールの違いを分かりやすく解説しますので、正しいルールを理解しましょう。
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OBとは?まずは基本を押さえよう
まずはOBの基本を理解しましょう。
ポイント1: OBの定義
- OB(アウトオブバウンズ)は、コース外にボールが出ること。白い杭やフェンスの外側がOB区域に該当します。
- OBになった場合、ボールはプレー不能とみなされます。
ポイント2: OBで適用される公式ルール
- 1打罰を課されます。
- 最後に打った場所に戻り、再度ボールを打つ「ストローク・アンド・ディスタンス」が原則です。
- 例)ティーショットがOBになった場合、次は3打目として再びティーから打つ必要があります。
「OBは2打罰」って本当?その背景を解説
なぜOBが2打罰ということが言われているの?かを考えていきましょう。
ポイント1: なぜ2打罰と思われているのか?
一部のゴルフ場で採用されている「ローカルルール」が原因です。
- 「プレーイング4」や「前進4打」と呼ばれる仕組みでは、OBになった場合に2打罰を加えた形で、特設ティーから4打目としてプレーを続行できます。
- このルールは公式ではなく、プレー進行を円滑にするためにゴルフ場が独自に採用しているもの。
ポイント2: 公式ルールとローカルルールの違いを押さえる
公式ルール:1打罰+打ち直し(ストローク・アンド・ディスタンス)
ローカルルール:2打罰+特設ティーからプレー再開
ポイント3: ローカルルールの採用例
初心者が多いゴルフ場や混雑時に採用されることが多いです。各ホールでプレイング4エリアがあるか確認しましょう。なければOBかどうか怪しい場合、暫定球を打つようにしましょう。
例)「特設ティーで4打目から再開してください」という指示。
2019年のルール改正がOB対応を変えた?
2019年に多くのルール改正が行われました。その中でOBに関しての改正も行われましたので、内容を認識しましょう。
ポイント1: 新しいローカルルール「2打罰で救済」
OBや紛失球の場合、プレー進行を円滑にするために、元の場所に戻らずに2打罰を課してプレーを続行できるローカルルールが採用可能になりました。
具体例:紛失球やOBの場合に、ボールが最後に見られた地点から一定エリア内にドロップしてプレーを続けることが可能。
ポイント2: 注意点
このルールは任意で採用されるため、すべてのゴルフ場で適用されているわけではありません。
プレー前に、適用ルールを必ず確認しましょう。
エンジョイゴルフの場合は一緒に回るメンバーとルールを確認しておくのが良いですね。
OBを減らすためのヒントとスコアアップ術
OBを打たなければ良いじゃん!という考え方もありますね。
その内容を確認していきましょう。
ポイント1: 事前準備を怠らない
コースマップを確認しOB区域を把握しましょう。ティーショットの方向性を意識して、無理に飛距離を追求しないこと。
ポイント2: OBリスクを減らすプレースタイル
プレッシャーがかかるとミスショットの確率が高まります。慎重にプレーする心構えを持ちましょう。ドライバーにこだわらず、スプーン(3W)やUT、アイアンで安全策を取るのも有効です。
ポイント3: OB後の対応をスマートに
公式ルールではOB後はティーに戻る必要があります。ティーマークの後方で速やかに打ち直しましょう。ローカルルールが採用されている場合は特設ティーを利用してスムーズに進行を心掛けましょう。
ゴルフ場でのルール確認は必須
各ゴルフ場にはローカルルールが多くあります。そのルールに従うことがゴルファーとしては重要です。
ポイント1: プレー前の確認事項
スタート前にゴルフ場でローカルルールの説明を確認しましょう。スコアカードやゴルフ場の掲示板にローカルルールが記載されていることが多いですね。
ポイント2: 初心者とラウンドするときの配慮
初心者にとって、ルールの複雑さがプレッシャーになることがあります。優しく説明することで、楽しいラウンドを共有しましょう。
OBルールを正しく理解して、楽しいゴルフライフを!
ゴルフのOBルールは、公式ルールとローカルルールを正しく理解することで、スマートに対応できます。特に初心者の方にとっては、ルールを誤解しているとスコアに大きく影響するため、この記事を参考にしてぜひ次のラウンドに活かしてください。
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