ゴルフを始めると、多くの人が最初に驚くのがゴルフボールの価格です。
新品ボールは1球500円〜1,000円以上することもあり、
1ラウンドで数個なくすとお財布へのダメージが大きいですよね。
そんなときに救世主となるのが「ロストボール」です。
価格が安く、初心者を中心に多くのゴルファーが利用していますが、
「安いけど性能は落ちるの?」
「競技でも使えるの?」
「初心者はロストボールで十分?」
といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、ロストボールのメリットとデメリットを徹底解説。
さらに、ゴルフレベル別のおすすめ活用法や、
後悔しないロストボールの選び方も紹介します。
ロストボールとは?
ロストボールとは、一度コースで使用された中古ゴルフボールのことです。
ラウンド中にOBや池に落ちて見つからなかったボールを、後に回収・洗浄して販売しています。
新品と比べるとかなりお得で、
1球あたり50円〜100円程度で手に入ることも。
初心者がゴルフを始めたばかりの頃に大量に使うボールとして最適!
ただし、使用感や性能はボールごとに異なるため、
購入前にメリットとデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。
ロストボールを使うメリット
1.コストを大幅に削減できる
ゴルフはOBや池ポチャなどでボールを失うことが多く、
特に初心者は1ラウンドで5〜10球なくすことも珍しくありません。
種類 | 12球あたりの価格目安 |
---|---|
新品ボール | 5,000〜8,000円 |
ロストボール | 1,000〜2,000円 |
新品と比べて1/5〜1/8のコストでプレー可能!
ラウンドだけでなく、練習場での使用にも最適です。
2.失敗を気にせずスイングできる
新品ボールだと「なくしたらもったいない」という気持ちがプレッシャーになり、
スイングが縮こまることもあります。
ロストボールなら気兼ねなくスイングできるため、
思い切りの良いショットが打てるようになり、
結果的にスイング改善にもつながります。
3.いろいろなボールを試せる
ロストボールセットには複数メーカーのボールが含まれていることが多く、
新品を購入する前に試し打ちができるというメリットがあります。
例:
- ブリヂストン TOUR B
- タイトリスト Pro V1
- キャロウェイ Chrome Soft
- スリクソン Z-STAR
自分に合うボールを見つけるには、まずロストボールから試すのがおすすめです。
ロストボールのデメリット
1.性能が劣化している可能性がある
ロストボールは使用済みのため、
内部に水が浸透したり、カバーに傷がついている場合があります。
これにより、以下のような性能低下が起こります。
- 飛距離が5〜10ヤード落ちる
- スピンがかからずグリーンで止まらない
- 打感が重くなる
特に池に沈んでいたボールは要注意です。
2.競技ゴルフには不向き
ルール上はロストボールの使用は可能ですが、
競技ゴルフでは新品ボールの使用が推奨されます。
競技では以下の点で不利になります。
- 性能が安定しない
- 状態がわからないためルール違反と誤解される可能性がある
競技やスコアを重視するゴルファーは、新品ボール一択です。
3.ワンボールルール違反のリスク
ロストボールは複数メーカーのボールが混ざりやすく、
同じラウンドで違うボールを使うとワンボールルール違反になる場合があります。
対策:
- 同じメーカー・同じモデルをまとめて購入
- 練習用と本番用でボールを完全に分ける
初心者へのおすすめ活用法
ゴルフレベル | ボール選びのポイント |
---|---|
初心者(100切り前) | ロストボールで十分。コストを抑えながら経験値を積む。 |
中級者(90切り目標) | 練習はロストボール、本番は新品ボールで統一。 |
上級者・競技志向 | 新品ボールを使用して性能を最大限引き出す。 |
ロストボールを選ぶときの3つのポイント
1.表面状態をチェックする
- 傷が少ないもの
- ツヤがあり、白さが保たれているもの
2.同じメーカー・モデルで統一
- 練習中でも打感や弾道を安定させるために統一が望ましい
- ワンボールルール対策にもなる
3.信頼できるショップで購入
- 清掃・検品がしっかりしているショップを選ぶ
- ネットショップならレビューを必ず確認
▼おすすめのロストボール
まとめ:練習と本番で使い分けよう
ロストボールは、コストを抑えて練習量を増やしたい初心者にとって強い味方です。
しかし、性能面やルール面では注意が必要です。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
コスト | 圧倒的に安い | – |
精神面 | リラックスしてプレーできる | – |
性能 | いろいろ試せる | 劣化して飛距離・スピンが低下 |
ルール | 練習ラウンドならOK | 競技ゴルフでは不向き |
統一性 | – | ワンボールルール違反の可能性 |
結論:
- 練習ラウンド → ロストボール
- 本番ラウンド → 新品ボール
この使い分けが、コストとスコアを両立させる最適解です。
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